2016-06-17 「ベトナムコーヒー」にはなぜコンデンスミルク? 珈琲の豆知識 ベトナムは、今や世界第二位のコーヒー生産国。 主に「ロブスタ種」のコーヒーの栽培地です。 かつてフランス領インドシナ連邦下にあったベトナムは、 フランス文化の影響を強く受けており、 フランスの抽出器具を応用した金属製フィルターで 細かく挽いたコーヒーを濾して飲みました。 フランスには、ミルクを用いたカフェ・オ・レという メニューがありますが、冷蔵庫が普及していなかった 当時のベトナムでは、ミルクに代わって常温で 保存可能なコンデンスミルクでカフェ・オ・レを楽しみました。 こうして苦味のきいたベトナム産コーヒーが、 甘く優しい香りのコンデンスミルクと溶け合い、 ベトナム流のメニューとなったのです。