だれも知らない喫茶店のはなし

昭和レトロな喫茶店・店主による雑記帳

お風呂つき!?の豪華な喫茶店

日本の喫茶店の礎となったのは、

1888年東京上野で創業した、「可否茶館」というお店。

残念ながら経営は軌道にのらず、

数年で閉店してしまいますが、驚くべきはその豪華さ。

店内には新聞、雑誌、ビリヤード台やトランプ、

お風呂までもが完備され、さながらサロンのような店構えだったそう。

気になるお値段はというと、コーヒー1杯が1銭5厘。

かけそば1杯が8厘だったことを考えると、

コーヒーがいかに高級品だったかがわかります。

当時の人々は、この「可否茶館」でコーヒーを飲みながら、

さぞかし贅沢な気分を味わっていたのでしょうね。